みなさん、おつかれさまです!職場のメンタルヘルス・健康管理に関する情報をお届けします、山本舎(やまもとや)です。
今日のトピックは“更年期”、“メンタル不調”です。
私が10年以上医療リワーク(復職支援施設)に従事している中で、うつ病や適応障害などの治療を長期間しっかりと継続してきたのに関わらず体調がほとんど軽快しない方が度々おられます。
どんな疾患にでも言えることですが、体質・考え方や性格傾向などが影響することで症状への感じ取り方や薬の効き方が人それぞれ違います。
それは分かっていても、なかなか体調が改善しないと「自分の努力が足らないせいだ」「自分の何かかが悪いのかな‥」と考え込んでしまいます。その結果、悪い方に考えてしまい、それが体調や日常生活行動にも影響してしまうことがあります。更に症状の悪化につながってしまう方もおられます。
自分の体なのに思うように動けないと、気持ちが辛くなるのは自然なことですよね‥
これは体験したことがない方にしか分からない辛さだというお話しをよく聞きます。
メンタルの不調から生じる症状だと診断された方の多くは精神科・心療内科だけで治療する方がほとんどだと思います。実際に現場でもそのようにされている方がほとんどです。
体調不良の中で、頭痛がキツくてなかなか治らない場合は“脳神経外科・内科”、めまいやふらつきの症状がある方は“耳鼻咽喉科”、“脳神経外科・内科”で専門医の検査や診察を受けることは皆さんの中でも判断がつきやすいと思います。
頭痛やめまいとの付き合いが長すぎて受診しない方もおられます。
的確に診断してもらうと、安心感につながって速やかに症状が緩和しやすくなります。
意欲の低下・冷えが改善しない・ほてる・肩や首がこりすぎてつらいなど不定愁訴の様な症状、何科を受診したら良いか分らない場合があると思います。
こういった不調を同時に感じることが多く、内科や整形外科、精神科を受診してもなかなか軽快しないことがあります。
そういった時には男性であれば泌尿器科、女性であれば婦人科への相談も取り入れてみましょう。
男性ホルモン、女性ホルモンの変化による影響で不調を来たしていることがあります。
以前に比べて男性にも更年期障害があるという見方が一般的になりました。
また、更年期障害様の症状が若い方にも現れることもよく知られるようになりました。
更年期障害を診る病院・クリニックも増えてます。
気になる方は一度相談されることをお勧めします。
受診の際には、体調で困っていることについて具体的に医師に伝えましょう。
次に、医師より血液検査の提案がない時、ご自身が検査を希望されている時は「検査で調べて欲しい」旨を伝えましょう。
メンタル不調を長い間治療しているのになかなか改善しない方、お役立ていただければ幸いです。
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